『天使/L'ANGE』11月7日(土)より
 シアター・イメージフォーラムでロードショー

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天使予告篇

『天使/L'ANGE』フライヤー表

『天使/L'ANGE』フライヤー裏

◆  “伝説と呼ばれた映画”
     ふたたびスクリーンへ!

1980年代、フランス。カンヌ映画祭批評家週間で衝撃を与え、世界のアートシーンに登場した『天使/L'ANGE』は、『アンダルシアの犬』の再来かつ、全く新しいアヴァンギャルド映画と絶賛された。しかしながら、この作品には、ダリ&ブニュエル、マン・レイ、コクトー、デレン、アンガーといった旧来の「アヴァンギャルド映画」「実験映画」とは、一線を画した哲学がある。どの1コマを切り出しても、完璧な絵画となり得てしまうほど美しいのだ。

その美は、まさに洗練されており、35年以上の月日を経た現在でも、生まれたてのような輝きを放っている。この執拗、と言っても大袈裟ではない、恐ろしいまでの美意識に基づいた特殊合成・特殊効果のほとんどを、ボカノウスキー自身が行ったため、完成までには5年という歳月が費やされた。音楽は、妻のミシェール・ボカノウスキーが、この映画のために弦楽四重奏を制作。


あらすじ

天井から吊るされた人形、繰り返しサーベルを突く、仮面の男。
メイドが運ぶ牛乳の壺は、テーブルからゆっくりと床に落ち、割れる。凝視している男。
男は、鼻歌を唄いながら風呂に入り、身だしなみを整えポーズをとる。
せわしなく本を探し運び続ける図書館員たちは、皆同じ風貌をしている
密室の裸女めがけて襲いかかる、棍棒を持った男たち
光線が降り注ぐ中、人々は階段を昇る...。

光の彼方に「天使/L’ANGE」を見たか!


『天使/L'ANGE』   コメント


平岡香純(映画監督)

鮮烈な瞬間だけ残っている。
必要な光しかない。
その連続が、脳内のフィルムに自動的に焼かれる。

美しすぎる閉じられた空間での出来事は、
胎内で遊び続けた記憶を辿っているよう。
お腹の中の、怖い風景も、ユーモアも、混ぜこぜに。

その繰り返しが、
ミニマルなダンスミュージックになったり
-現代音楽から踊れるビートが発生する初めての体験!
純度の高い絵画になったり
人間の鼓動になったりする。

映画評論ではあまり触れられない、
ボカノウスキーのビビッドなリズム感覚を
改めて体感する。

ただ何と言っても、
本当に無駄な光が1つもない。
神聖な光しかない。
それは天使からの光だからか。

映画館で、その光をもう1度浴びたい。

 

◆パトリック・ボカノウスキー

1943年生まれ。絵画、写真、光学を学び、画家としても活動する。1972年に最初の短編映画『白粉をぬる女』がツーロン映画祭で金賞となり、『朝の食事』(1974)はオーバーハウゼン実験映画祭などで受賞。長編映画第1作『天使/L'ANGE』はブニュエルとダリの『アンダルシアの犬』の再来と評価され世界的に注目を集める。主な作品に『海辺にて』(1991)『鴨のオレンジソース蒸し』(2002)『太陽の夢』(2015-16)。パートナーのミシェール・ボカノウスキー(作曲家・音楽家)が本作で音楽を担当する。

         劇場等・上映情報

【東京】シアター・イメージフォーラム      2020年11月7日(土)〜
【大阪】シネ・ヌーヴォ                                 時期未定
【札幌】シアターキノ                                    時期未定
【京都】ルーメン・ギャラリー           2021年1月(予定)
【山口】山口情報芸術センター           2020年12月4日(金) 16:45〜17:50
「YCAM爆音映画祭2020」にて1回上映

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